【映画 ネタバレなしの感想】『ジャスティス』(1979)

目次

作品情報

作品名ジャスティス
原題…And Justice for All
公開日1979年
上映時間119分
監督ノーマン・ジュイソン
主演アル・パチーノ

キャスト

あらすじ

 舞台は、ボルチモア。弁護士のアーサーは、曲がった事が大嫌いな、人情味ある弁護士だった。そのため、判事としばしば揉める事があり・・・。

感想

想像以上に・・・

 この作品は、重かった・・・( ;∀;)。

 まあ法廷モノって事で、ある程度は、シビアで重い展開、予想はしていたのですが・・。

 いや~想像以上でしたよ。

 特に、後半からの展開。

 オッサン観ていて、マジで凹みましたよ・・・( ;∀;)。

アル・パチーノやっぱスゲー

 ラストのアル・パチーノの演技。

 凄かったですね(#^^#)。

 中盤の演技も、鬼気迫るものがあって、なかなかなんですが・・。

 ラストは、たまっていたものが、一気に爆発したって感じで・・・。

 やっぱアル・パチーノは、名俳優ですよね(#^^#)。

まとめ

 軽快なBGMとは異なり、かなり重い内容で、凹むこと間違いなしのこの作品。

 アル・パチーノの鬼気迫る演技もあり、見応えバツグン!!。

 法廷モノでメチャクチャ重い映画が観たい!!って人には、オススメです。

関連情報

グッズ

DVD

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

関連広告

コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんにちは、yoidoreさん。
    この映画「ジャスティス」は、「夜の大捜査線」の名匠ノーマン・ジュイソン監督が、裁判の世界に材をとった熱血あふれる作品ですね。

    主演は、アル・パチーノ。「セルピコ」でも一途に正義の道を通し続ける警察官の姿を、実に鮮やかに演じていましたが、この映画では正義の弁護士を演じています。
    それも、その正義感を体で表現してしまう青年なのです。
    そして、硬骨ゆえに判事ともぶつかり、時に留置所へまで入れられることもあるのです。

    実は、この映画がすこぶる面白いのは、このアル・パチーノの弁護士の姿を通して、平素、我々の見ることの出来ない”司法の世界の裏側”を見せてくれることです。

    自分の弁護技術で釈放してやった男が、すぐまた二人の子供を殺したと聞き、やりきれない絶望感におそわれる弁護士もいる。
    常に自殺を考えている判事もいる。情けを一切拒否し、厳しい態度で臨む判事もいる。
    その実、この判事は裏でサド・マゾにこり、判事という職を一つの権力だと考えている。

    この判事が、強姦罪で起訴されて、いつも厳しく突き放している主人公の弁護士に、臆面もなく弁護を頼んでくる。
    しかも、他の事件での扱いを有利にするというエサと脅しを付けて強制的に——–。

    この司法の世界には、”絶対の正義”があるはずなのに、どろどろの”権力闘争”と、”狂気の人間集団”があるんですね。

    これで本当に人を裁けるのか? しょせんは、司法の世界の者だって人間じゃないか。
    人間が人間を裁くということは、どういうことなのか、一歩間違ったら大変なことになる。

    うっかりすると、悲壮感あふれて、じめじめしてしまう題材なのですが、ノーマン・ジュイソン監督は、さすが思い入れの情感が入り込まないダイナミックな演出で押し切ってしまうんですね。

    狂気が支配している司法の世界を、冷徹な眼で見つめるノーマン・ジュイソン監督は、観る者に驚きを与えても不安を与えません。
    こんな狂気の世界でも、正義への希望があることを、ラストの主人公の若い弁護士の表情で、見事に語っているんですね。

    「夜の大捜査線」で黒人問題に取り組み、「屋根の上のバイオリン弾き」ではユダヤ人問題を、「フィスト」では組合問題を、そしてこの「ジャスティス」で司法の世界を描いたノーマン・ジュイソン監督は、その後「アグネス」では、遂に神の問題にまで取り組みましたね。

    「夜の大捜査線」以来、ノーマン・ジュイソン監督の正義論は、常に温かい人間肯定で裏打ちされていて、だからこそ私の心を打つのです。

    それだけに、この「ジャスティス」でのノーマン・ジュイソン監督の心の叫びは、本物だと思います。

コメントする

目次