【映画 ネタバレなしの感想】『まぼろしの市街戦』(1966)

目次

作品情報

作品名まぼろしの市街戦
原題Le Roi de Cœur
公開日1966年
上映時間102分
監督フィリップ・ド・ブロカ
主演アラン・ベイツ

キャスト

あらすじ

 第一次世界大戦末期の1918年10月。敗走していたドイツ軍は、占領していた北フランスの小さな田舎町から撤退する事となったのだが・・・。

感想

あくまでもコメディ

 いや~オッサン、この映画、かなり身構えていたんですよね~( ;∀;)。

 だってさ、反戦映画っていうじゃない?。

 かなりのシリアス展開になるのかと思ってたんですよ・・。

 しか~し、あけてビックリ玉手箱w。

 全然堅苦しくない( ゚Д゚)。

 というか、ブラックジョークが満載w。

 観ていて、オッサン・・・。

 思わずクスっと笑いが、込み上げてきましたよ(#^^#)。

温もり

 後半になっていくと・・・。

 どんどん、カオスになっていくこの作品( ゚Д゚)。

 ホント、メチャクチャでオッサンの頭では理解不能なんですが・・。

 ただそんな中でも、人間らしい温もりっていうのかな?。

 それがね~、ひしひしと感じられるんですよね~(#^^#)。

まとめ

 反戦をテーマにした、ブラックジョーク満載なこの作品。

 カオスな展開だけど、人間らしい温もりがあって・・・。

 ブラックジョーク満載な映画が観たい!!って人にはオススメです(#^^#)。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • この映画「まぼろしの市街戦」は、コミカルな娯楽アクション監督のフィリップ・ド・ブロカが、痛烈な戦争風刺喜劇として描いた奇跡のファンタジー作品なんですね。

    とにかく、この映画は、観た者すべてが魅了される不思議な魅力に満ちた、愛すべき大人のお伽噺になっていると思う。

    この映画は、公開当時、フランスではコケたが、ベトナム戦争が泥沼化していたアメリカでは、ヒッピーたちや学生たちに熱烈に支持されたと言われているんですね。

    第一次世界大戦下のフランスで、ドイツ軍が仕掛けた時限爆弾のために、町はもぬけの殻になり、爆弾の撤去を命じられたイギリス軍の兵士アラン・ベイツが町に入ると、そこにいるのは、動物と精神病院を抜け出した患者ばかりだった———。

    このイギリス人兵士は、それぞれ派手に着飾って、将軍や貴族や司祭や娼婦や床屋になり切った善良な彼らに、ハートの王様として歓待され、カーニバルの動物たちを解き放って、町を上げてのどんちゃん騒ぎが開始される。

    主人公以外、誰ひとりとして、まともな人間が出てこないのが素晴らしく、イギリス軍とドイツ軍が鉢合わせして全滅した後、患者たちが急に「もう十分遊んだ」と言って、病院に戻るというアイロニーに満ちた皮肉な結末に、戦争をしている人間と精神病院にいる人間——狂っているのはどっち? というように痛烈に戦争を風刺しているんですね。

    ジョルジュ・ドルリューの音楽もとても印象的で、サーカスの芸人のように綱渡りをするヒロインのジュヌヴィエーヴ・ビジョルドが、天使のような愛らしさで、最高に素敵でしたね。

    もちろん、主役のイギリスの俳優アラン・ベイツも、舞台でのシェイクスピア劇で鍛えられた、素晴らしい演技を披露していましたね。

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